<AI> Eclipse RCP(Rich Client Platform)は、 Eclipse IDEの基盤技術(OSGi、SWT、JFace)を利用して、デスクトップアプリケーションを開発するためのフレームワークです。 以下に、Eclipse RCPの基本的な使い方と開発手順をまとめました。 1. 開発環境の準備 Eclipse IDE for Eclipse Committers または Eclipse for RCP and RAP Developers をダウンロードしてインストールします。 Java開発環境 (JDK) が必要です。 2. プロジェクトの作成 (Hello World)Eclipseで ファイル > 新規 > プロジェクト > プラグイン開発 > プラグイン・プロジェクト を選択します。 プロジェクト名(例: com.example.rcp)を入力し「次へ」をクリックします。 プロジェクト設定の「リッチ・クライアント・アプリケーションの作成」を 「はい」 に設定し、「次へ」をクリックします。 テンプレート(例: 「Hello RCP」)を選択し、「完了」をクリックします。 3. アプリケーションの実行 プロジェクト内の *.product ファイル(製品定義ファイル)を開きます。 「概要」タブにある「アプリケーションのテスト」セクションで、「アプリケーションの起動」 をクリックします。 これで、自動的に作成されたテンプレート画面が起動します。 4. 画面(View)の追加とカスタマイズ MANIFEST.MF ファイルの「拡張」タブ(Extensions)から、新しいView(ビュー)を追加します。 org.eclipse.ui.views 拡張ポイントを使用して、IDとクラス名を定義します。 Javaクラスを作成し、ViewPart クラスを継承して、SWTウィジェット(Button, Labelなど)で画面をレイアウトします。 5. コンポーネント(Commands/Handlers)の連携 Menu/Toolbar: MANIFEST.MF の拡張タブからメニューやツールバーを追加し、コマンドに関連付けます。 Handler: コマンドの実行処理(ボタンクリック時の動作など)を記述します。 6. 配布ファイルの作成 .product ファイルの「ビルド」タブを開きます。 「Eclipse Product のエクスポート」を使用して、Windows/Linux/Mac用のインストーラまたはZIPファイルを生成します。 学習のポイントSWT/JFace: 画面描画の基本API。特にJFaceの Viewer(TableViewer, TreeViewerなど)の使い方が重要です。 e4 (Eclipse 4) アプリケーション: 最新のRCP開発では、拡張ポイント(3.x)の代わりにモデルベース(e4)のDI(依存性注入)が主流です。 チュートリアル: まずは「Hello World」を作成し、既存のプラグインのソースコードを参照して学習するのが近道です。