<AI> Raspberry Pi(ラズパイ)を使って、外部NAS(ネットワークHDD)にある動画や音楽をDLNA(またはUPnP)機能でテレビに表示させるには、大きく分けて2つのアプローチがあります。 ラズパイを「DLNAサーバー」にする方法 (NASのデータを読み込み、テレビに配信) ラズパイを「DLNAプレイヤー」にする方法 (NASのデータを直接テレビへ送る) 実用的なのは、NASのデータをラズパイでインデックス化して配信する1の方法です。 具体的な構築手順を解説します。 Raspberry PiでDLNAサーバーを構築する手順 (MiniDLNA) NAS内のメディアファイルをテレビが認識できるDLNA形式で配信する、軽量な「MiniDLNA(ReadyMedia)」を使用します。 1. 前提条件 Raspberry Pi (3B/4/5推奨) Raspberry Pi OS (Liteでも可) 外部NASがネットワーク上にあること (Samba/CIFS共有) テレビがDLNA/UPnP対応であること 2. NASのフォルダをマウントする ラズパイからNAS上の動画フォルダにアクセスできるようにします。 マウント用フォルダ作成: sudo mkdir -p /mnt/nas_movies NASをマウント (例: CIFS): bash sudo mount -t cifs -o username=USER,password=PASS //NASのIP/フォルダ名 /mnt/nas_movies ※再起動後もマウントされるように /etc/fstab に設定してください。 3. MiniDLNAのインストールと設定 インストール: bash sudo apt update sudo apt install minidlna 設定ファイルの編集: sudo nano /etc/minidlna.conf media_dir をNASのマウント先に変更します。 conf media_dir=V,/mnt/nas_movies # Vは動画(Video) friendly_name でテレビに表示される名前を設定します。 conf friendly_name=Pi-MediaServer network_interface (オプション) は必要であればLANインターフェース(eth0)を指定します。 データベースの更新と再起動: bash sudo minidlnad -R sudo service minidlna restart 4. テレビで表示 テレビの入力切替やメディア再生メニューから「Pi-MediaServer」を選択すると、NAS内のファイルが表示されます。 ラズパイをメディアプレイヤーにする方法 (Kodi) もし、ラズパイにテレビをHDMIで直結している場合は、Kodiというメディアセンターソフトを使うのが最適です。 LibreELEC(Kodi専用OS)をラズパイにインストール。 Kodiのメニューから「ファイルを追加」し、NASの共有フォルダ(SMB/NFS)を設定。 Kodiがメディアライブラリを構築し、見やすいUIで表示します。 まとめと注意点 MiniDLNA (Server): NASのデータをリビングのテレビなど、複数の端末で共有したい場合。 Kodi (Player): ラズパイをHDMIでテレビに繋ぎ、ラズパイの画面を使って操作したい場合。 注意点: NASとの通信がWi-Fiの場合、高画質動画は重くなる可能性があるため、有線LAN接続を推奨します。 ネットワーク名(NASのIPアドレス)が変わらないよう、NASはIP固定が良いです。 さらに高度な管理機能が欲しい場合は、OpenMediaVaultのプラグインとしてDLNAを導入する手法もあります。